古い色褪せた写真、傷やカビのある写真のスキャン・データ化・デジタル化と補正をして、新しい額装に出来ます

10周年毎の大判記念写真額をデータ化・デジタル化・修復しました。

原盤の状態確認とスキャン・データ化・デジタル化前の事前作業

一枚の額に10-20枚が整然と張られている大判額。
この一枚一枚が、大切な原盤で、サイズもL版、A5版、A4版、A3版と様々でした。

まずは、額装されている写真の大きさと数、そして、
写真の貼られている状態や、一枚一枚の写真の状態（カビ・シミなど）などを確認し、
スキャン・データ化・デジタル化の前作業の必要性有無なども検討します。

一般的に、
大切に保存や展示された写真でも、細かくみますと、カビや小さな傷が発生している場合もあります。

今回のケースでは、
各々数十年前のものですし、これを額の裏板から剥がすことは、写真が破れかねない為、
裏板に貼られた状態で、スキャンを行う事としました。

そして、一枚一枚を正確にトリミングを行い、写真をデータ化・デジタル化します。

また、数十年前の写真ですから、額装された当時はしっかりと固定されていても、
その後、角や一片が浮いている場合もあり、
このままの状態でスキャンをしますと、光沢写真などでは、スキャナーの反射光などでうまくデータ化・デジタル化出来ない場合もあります。

そこで、写真の状態を丁寧に確認しつつ、写真を裏板に綺麗に丁寧に貼る事を行いました。
こうする事で、一枚しかない大切な写真を、隅々まで綺麗にスキャンすることが可能となりました。

今回の額サイズは、P30サイズ（窓サイズ：632 x 890 mm）と、B1サイズ（窓サイズ：718 x 1020 mm）、特寸サイズ（510 x 1415 mm）と３種類でした。
これらのサイズの裏板に写真が貼られた状態で、プロ用スキャナーにてスキャンして、デジタル化を行いました。

写真スキャン・データ化・デジタル化処理・修復・退色補正処理・カラー化処理に関して

弊社の通常の写真スキャンコースは、350dpi、600dpi、1200dpiのコースなど、ご用途やご予算に応じたさまざまなコースがあります。
また、ご要望によっては、上記以外の解像度やスキャン仕様でデータ化・デジタル化を行います。

今回のご依頼は、等倍の額とフォトムービーのご依頼でしたので、バラ写真PRO 600 dpiコースを、ご紹介させて頂きました。

また、室温での展示保管でしたので、一部の写真には、カビやポチなどの発生がありました。

そこで、スキャンを行った後に、画像修正ソフトなどを用いて、カビやポチなどをデータ化・デジタル修正を行いました。

加えて、モノクロ写真をカラー化したいとのご要望に沿って、最先端のカラー化ソフトを用いて、画像修正させて頂きました。

古い写真を額装して展示する場合、少しだけセピア調にもされたいとの事でしたので、ある年代の古い写真はご希望に沿って退色補正をさせて頂きました。

一般的な画像修正コースもございます。

額装における写真配置と印刷

数十年前においては、Illustratorなどの画像編集ソフトがありませんでしたので、
額装時は、さまざまなサイズの写真を、デザイナーや職人の手によって額装されていました。

現時点でも、額装においては、デザイナーによる配置が美しい事は言うまでもありませんが、
個別写真の配置は、Illustratorなどで正確に配置し、写真も含めた全体の印刷データを作り、印刷する事が可能です。

勿論、写真を個々の用紙に印刷して、額装する事も可能です。

印刷方式は、電子写真方式（レーザープリンター）やインクジェット方式（インクジェットプリンター）によるさまざまな印刷により、
全面の印刷を行う事が可能です。

額装においては、B1などの大判サイズの場合には、印刷後にパネル化しておく事で、経時変化や設置環境による、印刷物の微妙な凹凸やうねりなども
未然に防止する事が可能です。

弊社の特徴

弊社では、お客様の大切な写真を、最大限に守るとともに、
最適な方法にて、データ化・デジタル化や画像修復・退色補正などを行っております。

「大切な写真は、出来る限り手元に置いて欲しい。」
「写真は、遠くには送りたくない、、、。」
「写真を扱う人を、限定したい、、、。」
「大手有名チェーン店でなくても、丁寧に対応して欲しい。」

弊社では、お客様のご要望を、しっかりと丁寧にヒアリングして、
大切な一枚の写真を、修復させて頂いております。

日本全国から、一枚からのご依頼を承っております。
加えて、世界でも著名な服飾デザイナー会社様からも、ご依頼と信頼を受けております。

この一枚の写真を綺麗にしたい。
そう思われた場合は、是非、お問合せください。