革新的技術で進化する印刷業界
電子写真技術とLaxerop技術による新たな印刷の可能性
株式会社クロスマインズとカワムラ・テクノラボは、電子写真技術をキャンバス印刷に応用する新たな試みを発表しました。この技術により、低光沢ながら高彩度・高解像度の画像をキャンバス上に再現し、オリジナルと見分けがつかない品質を実現しています。また、真正性を保証するための透かしを組み込み、偽造防止のための画像形成システムを提供しました。これにより、アート分野での新たな価値創造が期待されます。この発表は、2024年11月21日から22日にかけて京都工芸繊維大学で開催された「Imaging Conference JAPAN 2024 Fall Meeting」で行われました。会議はハイブリッド形式で、日本写真学会、日本印刷学会、画像電子学会との共同開催でした。
さらに、株式会社クロスマインズ代表取締役の西村克彦は、同社独自のLaxerop技術を用いたフルカラーグラス印刷についても発表しました。この技術により、透明で高密度、色鮮やかで高解像度のフルカラー印刷がガラスやガラス板に可能となります。特に、金、銀、白などの特殊色を様々な密度で印刷できることが特徴であり、クリスタルガラスや耐熱ガラスなど多様な素材のガラスへのフルカラー印刷の可能性を示しました。さらに、イベントやアート分野でのガラス印刷の活用や高級ガラスの展望についても議論されました。これらの技術革新は、印刷業界に新たな可能性をもたらし、未来の印刷技術の発展に寄与することが期待されます。
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